3月~4月の繁忙期以外は安い
引越し料金には、年間を通すと安い時期と高い時期があります。
一年間で最も引越し料金が高い月は3月・4月です。
3月といえば、年度末であるために学校や企業でも新年度に向けて準備をする季節である、いわゆる巷でも引越しシーズンといわれている時期です。
引越しの需要が高まるとどのような現象が起きるかというと、作業員の需要もピークに達するということです。
それに伴い、人件費も高騰してしまい、引越し料金も高騰してしまいます。
逆に、安い時期は1月・2月です。
引越しの時期を予め決めることができるのであれば、引越し需要の高い3月・4月を避け、1月・2月に行うことが理想的です。
引越しの作業スタッフを雇用し、作業用のトラックを確保している以上、作業員やトラックを余らせておいては無駄が生じてしまいます。
ですから、たとえ安い料金でも作業員と作業トラックを動かしたいのです。
このため、3月・4月のハイシーズンに対して1月・2月の安い時期の引越し料金を比較すると、約2/3まで金額が下がります。
つまり、3月・4月には15万円かかる引越しが、1月・2月の安い時期に行うと10万円で済んでしまうということになります。
引越しの予算についてこの差額を浮かせた代わりに、引越し業者が用意しているオプショナルサービスをつけるという考え方もあります。
新居や旧居の掃除や引越しに伴う荷造りや荷解きを業者に依頼するなど、浮いた予算で引越しの手間を少しでも減らしてみてはいかがでしょうか。
土日祝日以外は安い
上記の考え方と同様、月単位ではなく曜日によっても引越しの需要には差が生じます。
企業や学校の休みの多い土曜・日曜・祝日は需要が高まり、逆に平日には需要が低くなります。
また、あまり知られていませんが土・日・祝日に加え、金曜日にも上乗せ費用を取る業者が多いようです。
なので、どうしても土・日曜日に絡めて引越しをするのであれば、金~土曜日よりも日~月曜日のほうがお得であると言えます。
曜日ごとの価格差の目安
月~木曜日 | 金曜日 |
土・日曜日・祝日 |
---|---|---|
±0円 |
+3000円~5000円 |
+5000円~20000円 |
この表にあるように、平日が最も安く、次いで金曜日、最も高いのは土曜日日曜日祝日となっています。
土曜日と日曜日を比較した場合は、土曜日の方が人気は集まるようです。
土曜日に引越しを済ませ、日曜日に引越し後の荷解きを行う。そして月曜日には出勤や通学が待っている。というようなパターンが多いのでしょうね。
引越しという大仕事があるので、1日くらいは休むことができるという人は、金曜日に休みをとって引越しを済ませ、土曜日日曜日に荷解きをする。若しくは土曜日に頑張って荷解きをしてしまって、日曜日にはゆっくり休むというパターンでしょう。
いずれにしても、やはり土日の休日を使って引越し作業を行わなければならない人が多いのは事実です。
そして、人気の集まる日程は、どうしてもその日の引越し費用は高くなってしまうのは仕方がありません。
一ヶ月の中での価格差のイメージ
また同様の理屈で、どの企業でも忙しくなる月末よりも月初のほうが需要は低くなる傾向にあります。
これらを加味して、平日の安い時にお得に引越ししたいものです。
更に新しい門出となる引越しは、仏滅よりも大安などを選ぶ人も多いようですが、当然需要の高いこれらの日程は費用は高くなってしまいます。
引越し業者によっては、仏滅の日を割引対象日にするなど、需要の低い日を割引日として設定した引越しカレンダーをホームページ上に掲載しているところもあります。
参考にしてみてはいかがでしょうか。
午後便は安い
そうはいっても、仕事などの都合もあり、引越し予定日を安い日に設定できないという人も多いと思います。
そのような場合は、引越し業者の来る時間がはっきりとしている午前便ではなく、午後便の利用など、時間帯を業者都合に合わせてみてはいかがでしょうか。
引越しは基本的に「午前便」「午後便」と1日2件をこなすのが通常のパターンです。
午後便は、午前便の終了時刻に時間が左右され、作業の時間が不確定なために午前便よりも安い費用設定となっています。
さらに、その午後便の後に設定される夜便などがある場合は尚のこと安い費用で引越しが可能です。
逆に、最も高くなってしまうのは、昼またぎで午前・午後の全日拘束の時間設定です。
午前便・午後便とも、作業員はそれぞれ半日拘束で。、一日2件の仕事をこなすことができます。
これに対し、昼またぎの全日拘束の作業は一日2件さばけるはずの作業が一件に半減してしまうことになるのです。
引越し業者の立場からすると、午前中に1件目を済ませた後の2件目、3件目となれば、トラックとスタッフを効率的に動かせるため、割引料金が期待できます。
この場合は、ぜひ交渉してみて下さい。
早期割引特典の利用
多くの引越し業者では、早期割引特典のある場合が多いです。
引越しの予約は早ければ早いほど、安い見積りが出てきます。
1ヶ月以上前に予約した場合、30%も割引されたという体験談がありましたが、この割引率は決して珍しいものではないようです。
引越しの日程が決まったら、見積もりを頼むのは早ければ早いほうがお得です。
結局のところは、引越し業者の空き状況によるという現実【結論】
で、安く引越しをするためには結局のところ。
3月4月を避ければ良いのでしょうか?
仕事の都合や、学校の開始時期によって3月4月に引越しをしなければならない場合もあるでしょう。
土曜日、日曜日、祝日を避ければ良いのでしょうか?
平日は仕事や学校を休むことができなくて、土曜日、日曜日、祝日にしか引越しができない場合だってあるでしょう。
早期に予約をすればそれで済むのでしょうか?
転勤やら卒業やら入学やら、この何かと忙しい時に、そうそう早くから引越しの日程ばかりを先に決められる訳でもないでしょう。
いくつかの引越し業者に確認すれば安いところが見つかる場合がある
ではこのように3月4月を避けられない、土日祝日を避けられない、早期の予約をすることもできない人は引越し料金をどうにも安くすることはできないのでしょうか。
いえいえ。そんなことはありません。
結局のところ、引越し業者によるのです。
なぜならば、各引越し業者の対応可能な許容量は決まっているのに対し、お客さんの注文は1件1件徐々に埋まってくるので、お客さんの希望日程の被り方も一定ではないからです。
例え平日でも、たまたま同じ日にばかりお客さんの希望日が集中してしまったりするかもしれません。
そのような日にお客さんから引越しの希望があっても引越し屋さんはどんなに高い料金を払うというお客さんに対してでも引越しの対応はできません。
もしもできたとしても、他の離れた営業所からトラックや作業スタッフを手配するなどして、例え平日だったとしても、どうしても割高になってしまうでしょう。
その逆に。
例え繁忙期の日曜日でも、トラックや作業スタッフに空きがある場合もあるかもしれません。
もしも数日前になってもその日の引越し作業が全然埋まらなかったとしたら引越し業者さんはどうするでしょうか。
せっかく手配できるトラックや作業スタッフを無駄にはしたくありませんので、安くしてでもお客さんを獲得したいはずです。
このように、引越し業者さんの受注の具合によってどうしても金額の差は出てくるはずなのです。
ですからそうして生じた価格差の中、最も安い引越し業者を選びたいのであれば、複数社からの見積りの取得は必須になるのですね。
安い引越し業者に決めるための第一歩です。
安い引越しを実現するために、まずはできるだけ多くの引越し業者から見積りをとる。ことがポイントです。
一社ずつ見積もりを取るのには大変な手間と労力を要しますが、こちらからの一括見積りは、たった一度の入力で236社以上の引越し業者の中からの厳選数社の見積りを簡単かつ無料で請求できます。
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